中国人とは⑰ 痛風に注意
中国でビジネスをはじめると、現地の人からの宴席の招待が非常に多くなります。
「中国のビジネスはむしろ仕事の後の宴席で決まる。」という話を耳にする方も多いと思いますが、
確かに、宴席はリラックスした空間で、相手がこちらの様子を探って、
真意を確かめてきたり、向こうの心情を伝えてきたりと、様々な顔を持っており、
ビジネスをする上で必要な場になっています。
宴席の場ではそれなりに豪勢な料理が出てきます。
イセエビ、アワビなどの魚介類、子豚の丸焼き、北京ダック、
コッテリ系の炒め物にビール、ワイン、白酒・・・。
宴席でなされる会話より、
この宴席で出てくる料理こそが、中国ビジネスでやっかいなものと言えるでしょう。
連日、立て続けに食べ「そろそろやばいなぁ」と思いつつも、
実際には大変美味しいため、ブレーキがなかなかかけられず、
さみだれてきに続く宴席のなか健康管理は徐々に怠りがちに。
そして、ある日突然やってくる足の指の激痛。
中国駐在員が痛風を患うのは決して珍しいケースではありません。
とにかく「いつ痛風になってもおかしくない」という警戒のもと、
日ごろから水を多めに飲んだり、適度に運動をするなど、
突然襲ってくる病に対する防衛措置は欠かせません。