中国人とは㉜ ムダに服務員が多いレストラン
「籠に乗る人、担ぐ人、そのまたわらじを作る人」
中国のレストランには服務員、つまりウエイター、ウエイトレスがたくさんいます。
日本のレストランの2倍、下手すれば3倍ぐらいの人が待機しています。
「これだけ服務員が多いなんて、さぞサービスが手厚いのかな」と思いきや、
とんでもありません。
なんと彼ら服務員は“一人一役”。
お茶を淹れる人、テーブルセッティングをする人、注文をとる人、できた料理を運ぶ人、全体を管理する人に分かれているのです。
彼らは自分の役割に対して実に忠実であり、役割以外お願いについては門外漢、平気で無視されたり、足早に逃げていったりします。
こうなるとむしろそこにいるだけに余計に腹が立ち、イライラする原因になります。
早くリクエストを聞いてほしい時は、服務員を束ねているスーツを着た経理の女性(チーフとでもいうのでしょうか?)を探して、
彼女に声をかけ色々御願いすると、周囲に指示を出してくれるので多少は対応力があがります。
もしその経理が怠け者だった場合は・・・
もうお茶でもすすって時を待つしかないのですが、そのすするお茶もちゃんと持ってきてくれるのかどうか分からないところが、なんともツライところです。