中国人とは⑪ 仕事の決め手は「ぐあんしー」と「ぽんよう」
中国で仕事をするうえで重要な
「ぐあんしー(関係)」と「ぽんよう(朋友)」。
ぐあんしーは“コネ”。
中国社会は、ほぼ全ての人間関係が基本家族親族、または、信頼できる知人・友人のコネ、縁故で成り立っており、その人と取引をするべきかどうか?というのもまずコネのレベルの見極めからはいります。
「ぽんよう」は“友だち”の事。
幼馴染から意気投合した友達も含まれます。
ビジネスをする日本人は海外からやってきた他人。
しかし、共にタッグを組んで仕事をしたり、接待の席で意気投合したりすると、
「俺たちはポンヨウだ!」と相手から認められる形で友の称号にあずかる事もあります。
このように自分の存在が認められると、
様々な局面で相手からのサポートが得られ、
生活や仕事がずっとスムーズになります。
中国でビジネスを行う上で、
この「ぐあんしー」「ぽんよう」の距離にどこまで近づけるか は、大きなポイントとなります。
しかし「ぽんよう」になると必ずしも良いことばかりとは言えず、
先方から熱くウエットな人間関係を迫られます。
仕事で忙しいときも、夜中でも「ぽんよう!飲みに行くぞ!」と誘いがあり、
なかなか断る事ができず、ますますぽんようとなっていく。
人付き合いとお酒が好きな人には全く問題ない事なのかもしれませんが。