笑うチャイナ

10ねんに亘る中国駐在経験をもとに、おもしろおかしい中国人の生態を描きます

中国人とは⑬ 泣く子と政府には勝てない

中央政府、省政府、田舎の市政府。

大から小まで、政府は大きな権限を持っています。

 

制度運用上、あらゆる権限を持っていると言っても過言ではない

彼らの政策次第で

国民の生活や企業の活動が大きく左右されるため、

つねに友好的な関係をつくろうと、あらゆる方面で様々な配慮がなされる

まさに“名士”。

 

一方、時に倫理観も厳しく問われる彼らは、

ひとたび不正が見つかってしまうと、

政府から死刑も厭わない厳しい処遇が待っており、

権利と責任がとても巨大な存在です。

 

でも、中央政府黒のアウディに乗り、肩で風を切り颯爽と歩く高級官僚は、

みんなの憧れ。

 

民間人、民間企業は、とにかく政府の人と交流し、

いい関係を作りながら付き合うのが大切なポイント

 

親方日の丸の正義を振りかざして、こちらの正論を政府の役人に説いても、

仕事が前に進まず、関係がまずくなっておしまい、

では正論を言い合っても意味がありません。

 

本当に譲れないものがある時以外は、

泣く子と政府には勝てない」と悟りを開く事で、

初めて中国でのリアルビジネスの第一歩を

踏み出すことができるといえるでしょう。

 

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