笑うチャイナ

10ねんに亘る中国駐在経験をもとに、おもしろおかしい中国人の生態を描きます

中国人とは⑰ 痛風に注意

中国でビジネスをはじめると、現地の人からの宴席の招待が非常に多くなります。

 

「中国のビジネスはむしろ仕事の後の宴席で決まる。」という話を耳にする方も多いと思いますが、

確かに、宴席はリラックスした空間で、相手がこちらの様子を探って、

真意を確かめてきたり、向こうの心情を伝えてきたりと、様々な顔を持っており、

ビジネスをする上で必要な場になっています。

 

宴席の場ではそれなりに豪勢な料理が出てきます。

イセエビアワビなどの魚介類、子豚の丸焼き北京ダック

コッテリ系の炒め物にビール、ワイン、白酒・・・。

 

宴席でなされる会話より、

この宴席で出てくる料理こそが、中国ビジネスでやっかいなものと言えるでしょう。

 

連日、立て続けに食べ「そろそろやばいなぁ」と思いつつも、

実際には大変美味しいため、ブレーキがなかなかかけられず、

さみだれてきに続く宴席のなか健康管理は徐々に怠りがちに。

 

そして、ある日突然やってくる足の指の激痛

中国駐在員が痛風を患うのは決して珍しいケースではありません。

 

とにかく「いつ痛風になってもおかしくない」という警戒のもと、

日ごろから水を多めに飲んだり、適度に運動をするなど、

突然襲ってくる病に対する防衛措置は欠かせません。

 

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中国人とは⑯ 中央政府の公務員は学生のあこがれ

政府の公務員になる事は若い学生の憧れであり、

中央政府の役人ともなればその人気は絶大です。

 

「政府の公務員になって、中国の発展に貢献したい!」

こんな清い志を持って憧れを抱く人も多いと思いますが、

政府の公務員にはもう一つ、大きな“こうけん”という魅力があります。

それは「公権」。

 

政府の役人は日々の暮らしの制度から商業活動における制度まで、大きな権限を持っています。

なので、とにかくお役人さんから許可をもらえないと、申請が進まなかったり、認可がもらえなかったりします。

 

商売上必要な申請書類を提出しに行っても、

あれが足りない」「ここを書き直して」、

はたまた、「今日は担当が忙しいので、また日を改めてきてください」となる事が多く、

提出後もなかなか申請に対する返答が来ず、手続きで数日、ひどい時は数ヶ月を要することもしばしば。

 

お役人さんから速やかに申請や許可をいただくために、

皆、“あれこれ”工夫を凝らしてお役人様詣でを行い、莫大な利権の構造が生まれます。

 

官僚ともなるとどんな国でもこういった構造を抱えているものですが、

中国でもお役人さんの力は絶大で、幅を利かせられる存在として、いろんな階層で君臨します。

 

上昇志向の強い現代中国の若者にとって、政府の公務員が憧れの職場になる事は十分頷ける話なのです。

 

   

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中国人とは⑮ たまりません本格激辛四川料理の接待

四川料理重慶料理、広西料理はとにかく辛いのが特徴。

 

四川は山椒がいてビリビリと痺れるように辛く(麻辣マーラーと発音)、

重慶はただひたすら辛く(=ラー)。

広西はすっぱくて辛い(酸辣=スーラ―)。

 

辛さの度合いは所謂日本の「辛口」から3ステップ程かけはなれた次元にあり、

「俺辛い料理平気だよ」と自信のある人も注意が必要です。

 

四川・重慶方面の接待ではこの激辛料理に、アルコール52度の白酒が加わり

味覚は途中で完全に失われてしまいます

 

前菜で出てくるお通しまで辛味成分が入っており、基本逃げ道はありません

 

聞くところによると、大体彼らは1歳の時から唐辛子を口にし始めており、

子供でも唐辛子をおやつ代わりにかじったりしています。

 

辛味は食事の下味、日本で言うところの昆布だしみたいなものなのでしょう。

 

この辛味、ある程度耐性のある人は徐々に病み付きになっていきます

駐在員でもはじめはヒーヒー言っていた人が、

そのうち四川料理が欠かせない人に変わる事もしばしば。

 

四川料理は油が多く、ラー油に食材が浮いているような料理ばかりですので、

健康管理には十分注意しながら本場の味を楽しんでいただきたいところです。

 

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中国人とは⑭ そこに列があるから割り込む

既に日本のTV報道でもおなじみ「割り込み」に関する中国人のマナーの問題。

 

人口も多く、激しい競争社会にもまれている彼らは、

ダイレクトに行動し、「自分の目的」を果たします

 

施設や切符売り場はもちろんのこと、コンビニ、ファーストフード店、タクシー待ちなど秩序とは まだまだ無縁です。

 

割り込む人も罪悪感を感じているそぶりは見られず

むしろ割り込んだ後に、「よっしゃ!」という達成感に支配されたような表情すら伺えます。

 

今でこそ、適適出行(中国版ウーバー)の普及で少なくなったとはいえ、

イベントの帰りなどでタクシー待ちをしていると、

皆早くタクシーをゲットするべく、

川上のほうにどんどん割り込んで行き、

タクシー乗り場自体が交差点付近までせり上がっていったりもします。

 

一方、割り込まれた方はさぞかしお怒りかと思いきや、

意外にあっさりしたもので「割り込むまでして、急いでいるのね」、

しょうがないなぁ」と容認傾向。

 

しばらく待って自分の番が来なければ、急ぎでない人はそそくさと戦列を離れていきます。

こんな容認派がいることを背景に、割り込み行為は市民権を握っているのでしょう。

 

とにかく「こっちは急いでんだ!」という気迫が勝敗を決めますので、割り込んでくる相手には毅然と主張する事で

相手も案外あっさり引き下がります。

 

タクシーなどではもう実力行使、有無を言わさず先に乗り込んでしまうのもテです。

 

 

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中国人とは⑬ 泣く子と政府には勝てない

中央政府、省政府、田舎の市政府。

大から小まで、政府は大きな権限を持っています。

 

制度運用上、あらゆる権限を持っていると言っても過言ではない

彼らの政策次第で

国民の生活や企業の活動が大きく左右されるため、

つねに友好的な関係をつくろうと、あらゆる方面で様々な配慮がなされる

まさに“名士”。

 

一方、時に倫理観も厳しく問われる彼らは、

ひとたび不正が見つかってしまうと、

政府から死刑も厭わない厳しい処遇が待っており、

権利と責任がとても巨大な存在です。

 

でも、中央政府黒のアウディに乗り、肩で風を切り颯爽と歩く高級官僚は、

みんなの憧れ。

 

民間人、民間企業は、とにかく政府の人と交流し、

いい関係を作りながら付き合うのが大切なポイント

 

親方日の丸の正義を振りかざして、こちらの正論を政府の役人に説いても、

仕事が前に進まず、関係がまずくなっておしまい、

では正論を言い合っても意味がありません。

 

本当に譲れないものがある時以外は、

泣く子と政府には勝てない」と悟りを開く事で、

初めて中国でのリアルビジネスの第一歩を

踏み出すことができるといえるでしょう。

 

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中国人とは⑫ すきあらば 交渉

食べる事と同じくらい交渉することが大好きな中国の人々

 

さすがに最近のスーパーマーケットでは交渉なしのワンプライスになっていますが、

「交渉気質」はまだまだ残っており、値段交渉の機会はいつでも訪れます

 

たとえば五つ星のレストランでの「サービスチャージ」。

 

中国ではまだまだ係員の誠実で迅速な対応が行き届いていないケースが多く、

お酒を持って来るのが遅いウエイトレスもいます。

 

最後会計のタイミングでサービスチャージがのっている伝票を見て、

「こんなお金を取るくらいのサービスをしてくれたのか!」

とクレームを入れたりすると、

サービスチャージ分を値引き対応したりするのです。

 

また家電はもとより、クルマなどの耐久消費財値引き交渉は大前提で、

まさに「言ったモン勝ち」の世界。

 

常識の範囲を見極めつつ、すきあらば交渉!してみましょう。

 

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中国人とは⑪ 仕事の決め手は「ぐあんしー」と「ぽんよう」

中国で仕事をするうえで重要な

ぐあんしー(関係)」と「ぽんよう(朋友)」。

 

ぐあんしーは“コネ”。

中国社会は、ほぼ全ての人間関係が基本家族親族、または、信頼できる知人・友人のコネ、縁故で成り立っており、その人と取引をするべきかどうか?というのもまずコネのレベルの見極めからはいります。

 

「ぽんよう」は“友だち”の事。

幼馴染から意気投合した友達も含まれます。

 

ビジネスをする日本人は海外からやってきた他人。

しかし、共にタッグを組んで仕事をしたり、接待の席で意気投合したりすると、

「俺たちはポンヨウだ!」と相手から認められる形で友の称号にあずかる事もあります。

 

このように自分の存在が認められると

様々な局面で相手からのサポートが得られ、

生活や仕事がずっとスムーズになります

 

中国でビジネスを行う上で、

この「ぐあんしー」「ぽんよう」の距離にどこまで近づけるか は、大きなポイントとなります。

 

しかし「ぽんよう」になると必ずしも良いことばかりとは言えず、

先方から熱くウエットな人間関係を迫られます。

 

仕事で忙しいときも、夜中でも「ぽんよう!飲みに行くぞ!」と誘いがあり、

なかなか断る事ができず、ますますぽんようとなっていく。

 

人付き合いとお酒が好きな人には全く問題ない事なのかもしれませんが。

 

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