笑うチャイナ

10ねんに亘る中国駐在経験をもとに、おもしろおかしい中国人の生態を描きます

中国人とは㉘ 本物に限りなく近いコピー品

最近中国では、ブランドのコピー品(ニセモノ)の出回りが大きな問題となっており、政府も取り締まりにやっきになっています。

 

コピー品自体は何も中国だけが作っているわけではなく、アジア諸外国ならどこでもコピー品は作って売られています。

 

では、何故中国のコピー品は特に問題になるのか?

 

それは中国のコピー品は他の国と違い、きわめて精巧で、変な話「高品質」だからなのです。

 

しかも流通量がハンパじゃない。

 

中国南方のある所では、駅前百貨店クラスの巨大なコピー品売り場があり、

店内に置かれている商品の8割はコピー品。

毎日アジア人、欧米人、アフリカ人などのバイヤーが100個、1000個単位で買い付けに来て、もはや一大産業の貫禄すらあります。

 

またコピー品も精巧な順からS>A>Bと格付けされ

またAのなかで「5A、3A」など細かい差別化があり、

SとBでは1万円以上の価格差になることも。(その評価基準は統一されているかどうかは不明なのですが)

 

S級のコピー品ともなると、もはやブランドショップの店員も一瞬迷うのではないか?と思うほど精巧。

 

「こんなに優れた技術があるんだったら、ちゃんと本物つくりゃいいのに・・・」と思わずにはいられません。

 

       

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